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カンボジアソクサバーイ!プロジェクト

カンボジア
ソクサバーイ!
プロジェクトとは

九州の力で、以下を目的としたプロジェクトです。

  1. カンボジア国内での九州プロレス大会開催
  2. カンボジア人レスラーを九州で育成
  3. 九州で育てたカンボジア人レスラーの本国凱旋興行の開催=現地の青少年に夢を!
  4. 彼を軸とする「カンボジア初のプロレス法人」設立=現地雇用に貢献

プロジェクトの
成り立ち

そもそも何故カンボジアなのか?

カンボジアでは、未だ内戦の傷跡が様々な形で残っており、次世代を担う現地の子どもたちが将来の「夢」を描く事が難しいのが現状です。子ども達の身近にいる大人はみな農家、もしくは教師。

「夢は持ちたいけれど、どんな夢を描けばいいんだろうか?将来どんな大人に なればいいんだろう?」

TVの奥に映る海外の俳優・歌手・スポーツ選手・・・
「あれは外国人だから出来る事。だって僕らはカンボジア人だから・・・。」
30年前まで続いていた壮絶な内戦の残した一番大きな傷跡は、子ども達から「夢を描く力・自信・創造力」を奪った事なのかもしれません。

そんなカンボジアを九州の力で元気にしたい、と三人の男が集まりました。

プロレスで
「九州ば元気にするバイ!」
九州プロレス 筑前りょう太
過去カンボジアの
子ども達の澄んだ瞳により
人生の絶望から立ち直った
その恩返しをしたい!と誓う
NPO法人ワンステップ創設者 原田貴之
世界各国を渡り歩き
たどり着いたカンボジアを
心の底から愛し、
現地の子ども達の
将来を切り拓きたい
シェムリアップ柔道クラブ
 野中元量

三人は、野中氏が一時帰国した際に話し合いを重ね、そして「カンボジア人レスラーを軸としたカンボジアでのプロレス法人設立」を最終地点とするカンボジアソクサバーイ!プロジェクトは始動しました。

沢山の方から頂いた募金や協力のもと、2012年7月14日、カンボジア・シェムリアップ州のアンコールワット遺跡にほど近い草原にリングを作り、試合を開催しました(プロジェクト:1)

参加選手8名、全3試合は割れんばかりの声援で盛り上がりました。来場者はおおよそ1,000人越えの大盛況!

大成功のカンボジア大会、プロジェクトは最高のカタチでスタートすることが出来ました。

筑前りょう太 
インタビュー

2011年7月、初めてカンボジアを訪れた時に、現地の子供たちは、将来に夢を描くモデルがいないのだろうと感じました。
身の回りにいる大人たちは、農業従事者か先生かで、なかなか自分の将来像を夢見辛い人たちです。テレビは見れますが、テレビに出ているヒーローは皆外国人で、カンボジア人の自分たちがまさか外国人の様にできるはずがないという固定観念があります。
そのなかで、カンボジア人ヒーローを生み出す必要があると感じましたね。
自分たちだってヒーローになれるのだということを、言葉じゃなくて形で示していく必要があります。

4時間アメリカのプロレスの中継がTVであり、皆大好きです。だけど、誰一人として自国でもプロレスを行なおうと言いださないのは、彼らのなかで体格的にも劣等感があり、僕たちにはできるわけがないと思っているからなのでしょう。
内戦での傷跡なのか、自分自身に対する期待度はものすごく低いと感じました。
カンボジアで開催した試合を初めて生で観て「僕も選手になりたい!」という青年が出てきたので、彼を2013年2月に九州に呼んで、レスラーとして育てます。そうして今年(日程は未定)カンボジアで彼の凱旋大会をやって、村に返すと。

今のカンボジアは、昔の昭和30年代の日本と同じだと例えられる事が多いです。
昭和30年代というのは力道山が登場した頃で、力道山が高度経済成長の一助を担ったというのは間違いない事実です。そういった時期に、カンボジアにプロレスがやってくるというのは、ある意味歴史的にも必然的なことなのかなと。日本人とカンボジア人が戦って、カンボジア人が勝って、それで僕たちにも強いヒーローになることができるんだと思って貰えるようになればなとも思います。

小さいカンボジア人が世界に挑むという試合をお見せすれば、必ずたくさんのカンボジアの子ども達は強さへの憧れ、自国への誇りを抱く事が出来るのでは、と考えます。

カンボジアの子どもたちに、こうなりたいという夢を持たせてあげたいですね。日本では、プロレスは楽しまれすぎて、落ち着いた感じがありますが、カンボジアへと土地を変えることで、違った役割を担うことができるのかなと。

その後、2013年2月、カンボジア シェムリアップより柔道経験者の20歳の青年が来日しプロレスラーを目指し練習を行っておりましたが環境に馴染めず2ヶ月で帰国してしまいました。このプロジェクトは私どもが思うよりも難しいものなのだと痛切に実感させられました。今後どんな形でこのプロジェクトが再生されるか現在は未定ですが、然るべきその時に向け私どもは経験を積み上げていきたいと思います。これからも九州プロレスの活動をお見守りいただきますと幸いです。